「幹細胞培養上清液」説明書

幹細胞上清液は原料として人由来の成分が使用されていますが、特定生物由来製薬の指定となるような細胞成分は含まれておりません。製造過程で細胞成分は除去されています。

法律的には雑品扱いとなりますが、医学的内容からすると未承認医薬品という立場になると思います。

点滴、静脈注射として血管内に注入する場合には、きわめて厳密に取り扱う必要があります。

頭皮注射 (メソセラピー) の使用においては基本的に血管内への注入は行いません。

血管の走行は頭皮からは見えませんので、血管の中に位置する場合があり得ます。その場合は針に血液が逆流します。そのため血管内に針が存在することが判りますので、針を抜去してやり直しをすることになります。

治療の方法として、血管内に上清液を注入することはありません。そのため安全性に関しては大きな問題はないと解釈しております。

現在当院で使用している幹細胞上清液に関しては、極めて安全性の高い品 (未承認医薬品) を扱っております。さらに、安全性には注意をして取り扱いを行なっております。

今後、幹細胞上清液に関しては、新しい情報が入りましたら、その情報に対応して安全を第一に今後も医療行為を行なっていきますので、よろしくお願いいたします。