コロナ感染症後の脱毛の対策として幹細胞上清液のメソセラピーがとても有効という例の提示です。
コロナ後はある程度の頻度で脱毛が起こります。 女性の方がはるかに頻度が高いようです。 女性は約半分の方が脱毛を起こし、男性は約6%という報告があります。(サイト内に記載しています)
来院時
ぱっと見はわからないのですが、ご本人は「髪がかなり抜ける」「前頭部・側頭部の髪がへった」という主旨でお話されていました。
スコープでみると髪が斜めになって生えている・・・という感じでした。
普通に見た印象では脱毛?という感じです。 ご本人が一番よくわかります。
「前額部・側頭部の髪が抜けて少ない」という訴えです。
拡大してみると・・・
髪が 強風によって茎が斜めになっている,感じです。 「腰がない」という感じでしょうか。
メソセラピー(上清液≒エクソソーム)1回施術後
見た目はそんなに変わりません。
拡大すると髪の立ち上がりが少し元気になった,印象です。
さらに拡大すると髪がわりとしっかりしています。
メソセラピー施術6回後・3か月後
拡大すると・・・
髪が少し「密」になりしっかりしてきた印象です。
ほとんどの髪が真上に生えている感じになりました。
普通の方が見ても差がわからないかもですが・・・ご本人の感じ(感想)的にはボリュームがアップした。と明らかな差を感じていただけたようです。
画像の見方は髪の生え具合(地肌に対する角度)です。
最後の画像が一番直角に生えていると思います。
はじめの画像は台風が過ぎたあとの「イネ」のような生え方・・・ようは風が強くて茎が斜めになっている感じ です。
こちらの方は年齢も若く、さらに栄養状態が良い方でした。
そのため幹細胞(培養)上清液の効果がものすごく確実に出現した、という印象です。
1回メソセラピーを施術した後に、「違うみたいです」と言われていました。
その時は画像は取っていましたが、拡大までして確認していませんでした。
今回サイトの画像をアップするにあたりメソセラピー後の髪の詳細を拡大して確認すると、かなり違う事がわかりました。
実際には細い髪の毛もかなり増えている場合が多いのですが、
この方のように髪が多いと判断が難しいです。
一番わかりやすいのは生え際になります。
★この方は自分から「前髪と横(側頭部)の髪が減ったので優先的に前髪と側頭部の髪の治療をしてほしい」とおっしゃっていました。 その時はまだ、「コロナ感染症後に側頭部と前髪の髪が多く脱毛する」という情報を知らなかったのですが、ご希望にそって前頭部と側頭部のメソセラピーの回数を増やしました。
ただ、側頭部は血管、神経が多い(痛みやすい、動脈もある)という理由でかなり慎重に治療する必要があります。 このような場合も微調整が行いやすい、という点が手打ちのメソセラピーの特徴だと思います。
側頭部は機械で連続で打つのは少しリスキーかな? と自分は思いました。