AGA/FAGAの発毛ミノタブ(ミノキシジルの内服)の注意をネットで調べると

・EDの薬
・イブプロフェン(解熱鎮痛剤、風邪薬に含めれている事が多い)
・イミグラン(片頭痛の薬)

に関して、併用禁忌(使用してはいけない)と表示が出るようです。

一番医学的に使用にある(少なくとも院長・木藤はそう思っているのですが)pubmed関連でいろいろ調べましたが、記載はないようです。 ですが、日本のグーグルで検索すると併用禁忌とでますので、基本的には一緒に使用しないでください。 よろしくお願いいたします。

・簡単に理由を記載します。 EDの薬は血管拡張が基本的作用です。 ミノタブも血管拡張が作用の一つです。そのため併用すると血圧が予想より低下して副作用が出やすい、という事だと思います。(思いますというのは文献を英語まで探してもでてこなかったからです)

・イブプロフェンはげねつ鎮痛剤の薬です。
かなり詳しく調べましたが、併用禁忌になる理由はよく分かりませんでした。血圧に関してはインタビューフォームという一番詳しい説明書に重篤な高血圧症のある患者 [プロスタグランジン合成阻害作用による水・ナトリウム貯留傾向があるため、血圧を更に上昇させるおそれがある。]高血圧症のある患者 [プロスタグランジン合成阻害作用による水・ナトリウム貯留傾向があるため、血圧を更に上昇させるおそれがある。]・・・と記載があり他の併用薬との記載からも血圧を上昇させる可能性がある、と予想されます。 イブプロフェン含有の薬を使用する場合は風邪の場合もあります。 体調が悪く、飲食も不十分な時のイブプロフェンの使用はミノキシジルの併用とも合わせて調子が悪くなった例があっても不思議ではありません。 詳細は不明にしろ「今までになにか調子が悪くなった例があった」可能性はあります。 ネットに情報が出ている事も含めて、併用はしない方良いと考えた方がよいと思います。

・イミグランは片頭痛の薬です。 片頭痛は基本的に血管が拡張することによって頭痛が発生しています。 片頭痛の薬は拡張した血管を収縮させることが機序だと考えられます。 ミノタブ(ミノキシジルの錠剤)は血管を拡張するのが作用ですが、イミグランを使用すると作用方向が反対になります。 つまり効果が十分に効かない可能性が高くなります。 そのため併用禁忌となった可能性もあります。 ただイミグランを使用する場合はかなり片頭痛がひどい人、状態という事になります。 そのような状態ではミノキシジルの使用も当然控えた方が良いと考えます。

ミノキシジルの併用薬すべてに当てはまりますが、ミノタブ(ミノキシジルの内服剤)は未承認薬剤です。 何かミノタブで副作用が発生した場合は公的保険が使用できないのが建前です。 (状況、担当医師でかわる場合もあるかもですが・・・)あまり無理はするべきではありません。 そのため調子が悪く薬を使用しないといけない時は「ミノキシジル」の方を中止すべきだと思います。