難治化アトピー性皮膚炎の脱ステロイド・脱保湿療法に関する書籍です。
『患者に学んだ成人型アトピー治療 新版: 難治化アトピー性皮膚炎の脱ステロイド・脱保湿療法』佐藤健二著
こちらの本も素晴らしい評価を受けられておられます。自分も読みまして、素晴らしいと思います。
基本的にはステロイド外用を使用する事はよくないという判断のもと、「脱ステロイド」のために入院療法で行っておられます。
今後本の内容をご紹介する事と 自分の考え方と違うところその他を表示いたします。
簡単に内容をまとめると、ステロイドをやめるわけですが、急にやめるといろいろな障害が起きます。
ある程度症状がある方は入院の上で脱ステロイドを行った方が安全です。 しかも 脱ステロイドの治療になれた医師がいる施設でないと難しいという事です。
一般的には脱ステロイドという治療は皮膚科の医師の間では標準の治療ではありまえん。日本に限られた施設しかないのでは? と思います。
「佐藤健二」というお名前で検索すれば病院名などもでてくると思います。
さらに「脱保湿剤」も同時並行で行うようです。 ようです、というのは自分も脱保湿という概念を知らなかったので詳細は本に記載があれるので参考にしてください。
脱ステロイドの治療に関してはある意味賛同できる内容が多い(実際に自分がステロイドを減じる時とは若干違う考え方だと思います。 脱「保湿剤」が必要な治療なのか? は本を読んだだけではよくわかりません。
水分の必要量は個人差がかなりあると思います。 とくに汗かきの人に関しては差がかなりあるのでは?
ある程度の年齢の方には脱水はよくない場合もあると考えられます。 基礎疾患も踏まえて慎重に対応が必要かと自分は考えます。 おそらくヘパリン類似物質の事を指しているのだろうと思います。 そんなに影響があるのは自分は知りませんでした。
よく理解はしていませんが、プロトピックに関しては常用に関しては警鐘を鳴らしていたように感じました。
ここまで記載されているのは初めて読みました。 今後の動向に注意しようと思います。
追)2024-11-11 記載
●脱ステロイドにしても、脱保湿にしても本来徐々に治療を移行させていけばもう少し楽に改善できると、は思います。自分もアトピー性皮膚炎が結構ひどかったですので、患者さん方の気持ちや気分はある程度予想できます。
きっとかなり追い詰められて、「えい、やー」という感じで気合を入れないとアトピー性皮膚炎の根本的な治療変更は難しい・・・・・・と自分も理解できます。