
もくじ
発毛作用の強い ミノキシジルの少量錠剤の処方開始について
個人の希望・都合もあり早急に発毛を希望される方も頭皮注射(メソセラピー)を受けられます。 そのため、安全に十分考慮して少量のミノキシジルの処方を当院でも開始する事にいたしました。
ミノキシジル服薬において注意する点
リンク先のホームページの資料は素晴らしいのでそのまま引用させていただいています。 引用という形でサイトの掲載させていただいています。 とてもよくまとまって何が重要かわかります。一度読まれることをお勧めします。
このページでは重要な事をある程度まとめてご提示しています。
ミノキシジルを使用する状況の方は
- なるべく少量を使う 多くても5mgまでにすべき(※アメリカの情報です。アメリカ人で5mgなら小柄な方には多めかも)
- ミノキシジルを服薬する場合は塩分の過剰摂取を避ける(むくみやすくなります)
- 何か症状がある場合には担当医とよく相談する事(まずは中止した方が安全)
- ある程度落ち着いたら、減量を検討する。最小限量にするように努める
ロニテン(ミノキシジル)添付文書にある「Boxed Warning」(警告)詳細
1. 塩分と水分の保持
うっ血性心不全:十分な利尿薬の併用が必要:強力な利尿薬がほとんど常に必要です。※少量のミノキシジルでは不要な事も多いのですが、かなりむくむ場合は利尿剤が必要になることもあります。ただ・・・利尿剤が5mgのミノキシジルで必要になるのは「心機能」の確認が必要だと思います。
★体重を十分に観察すること。
ミノキシジル(ロニテン)を利尿剤なしで使用すると、むくみやすいと思います。 ただしご本人の塩分摂取量で変わります。 発毛に使用されるミノキシジルの量はかなり少ないので塩分摂取が多い方以外はあまり問題にならない場合が多いです。
★多くても5mg までにした方が良いと院長は考えています。・・・アメリカの学会?でも5mgまでが安全という方針を出したようです。
2. 頻脈予防のための併用治療が必要な場合があります
★ミノキシジル(ロニテン)は心拍数を増加させることが多いです。
心拍数および心拍出量の増加に伴う酸素要求量の増加によると考えられています。 発毛に使用する場合は少量のため頻脈は全員には発症しないようですが、基準にミノキシジルを服用する前の脈拍数は記録をとっておいた方がよいです。
もともと脈が多めの方、おそらくは低血圧気味の方の方が脈の増多が起きやすいと予想されます。「ドキドキする」などの自覚症状がある場合は早急にミノキシジルを処方した施設・医師に相談してください。 個人輸入などをされて入手している方は・・・こんな時が大変です。 判断はまずは身体が大丈夫か? を第一にして、ミノキシジルを中止して症状が消失するか?を確認しましょう。 症状がなくなった場合、原因はミノキシジルです。 中止した方がよいのは間違いないのですが、どうしても継続したい場合は本当に意味の「専門の医師」に相談する必要があります。 ミノキシジルの服用で副作用が出現した場合は「公的保険」が使用できません。 自費診療になってしまいます。 明らかに具合が悪い場合は薬をまずは中止する事、が重要になります。
3. 心膜炎、心膜滲出およびタンポナーデ
本剤の使用により心膜炎を発症したとの報告があります。 透析を受けていない患者、特に腎機能が不十分または低下している患者の約3%に、ときにタンポナーデを伴う心膜液貯留が観察されています。 腎機能が低下(悪い)していると薬の効果は増大します。 腎機能・肝機能が悪い方は飲まない方が安全です。
病状が疑われる場合には心エコー検査を実施すべきです。専門家の指示に従いましょう。
発毛に関する使用量が多くないため実際には人間では報告は少なく、多くは発生しないと考えられる。 いずれにしろ過剰塩分摂取は控えた方がよいと考えられる。
4. 血圧コントロール低下の危険性
非常に重度の血圧上昇を有する患者では、特に静注薬による急激な血圧コントロールは、失神、脳血管障害、心筋梗塞および特殊感覚器官の虚血を引き起こし、その結果視力または聴力の低下または喪失を来すことがある・・・と原文には記載があります・・・実際には血圧が低めの方がミノキシジルを服薬して血圧低下が(発毛に関する使用では少し低下)症状を起こしていると予想される。 具体的にはふらつき、めまい、動悸 が実際に発生する大きな項目になります。
ミノキシジル動物実験における心タンポナーデについて
ミノキシジルは動物にいくつかの心臓病変を生じる。頻脈および拡張期低血圧を引き起こす薬物(イソプロテレノールのようなβ作動薬、ヒドララジンのような動脈拡張薬)に特徴的なものもあれば、動脈拡張作用を有するより狭い範囲の薬物によって産生されるものもある。これらの病変は、治療を受けた患者の150例を超える剖検例の公式レビューにもかかわらず、全身的に有効な用量で経口ミノキシジルを投与された患者では認められていないため、ヒトに対するこれらの病変の意義は明らかではない。
(a) 乳頭筋/心内膜下壊死
ラット、イヌ、ミニブタ(サルではなく)にみられるミノキシジルの最も特徴的な病変は、左心室の乳頭筋および心内膜下領域の巣状壊死である。これらの病変は、イヌおよびミニブタに0.5~10mg/kg/日の用量で治療して数日以内に急速に現れ、進行性ではないが残りの瘢痕(はんこん)を残す。これらは他の末梢動脈拡張薬、テオブロミン、イソプロテレノール、エピネフリン、アルブテロールなどのβアドレナリン受容体作動薬によって生じる病変と類似している。この病変は、酸素要求量の増加によって誘発された虚血(頻脈、心拍出量増加)と、これらの薬物の血管拡張作用と反射または直接誘発された頻脈との組み合わせによって引き起こされた冠血流量の相対的減少(拡張期圧の低下および拡張期時間の短縮)を反映していると考えられている。(b) 出血性病変
イヌおよびミニブタにおける急性経口ミノキシジル治療(0.5~10mg/kg/日)後、出血性病変が心臓の多くの部分、主に心外膜、心内膜、および小さな冠動脈および細動脈の壁に見られる。ミニブタでは,病変は主に左心房に生じるが、イヌでは右心房に最も顕著であり,しばしば肉眼的出血病変として現れる。イヌに1~20mg/kg/日を30日間以上暴露すると、線維芽細胞および血管芽細胞の増殖、出血、ヘモジデリン蓄積による心筋細胞の置換がみられる。これらの病変は、0.5~1mg/kg/日の全身吸収をもたらす局所ミノキシジル投与によって生じうる。実験薬のニコランジルおよびテオブロミンを含む他の末梢拡張薬も同様の病変を生じた。(c) 心外膜炎
十分に研究されていない病変は限局性心外膜炎であり、イヌでは経口ミノキシジルの2日後にみられる。最近では、慢性増殖性心外膜炎が90日間、一日二回局所的に処置されたイヌで観察された。1年間のイヌの経口投与試験で、漿液血性心膜液が認められた。(d) 肥大と拡張
ラット、イヌ、サル(経口のみ)、ウサギ(皮膚のみ)を用いた経口および局所投与試験では、心肥大および心拡大が認められている。これは長期にわたる体液過剰の結果であると考えられる。サルでは、利尿薬がこれらの作用を部分的に逆転させるという予備的な証拠がある。
高血圧のためミノキシジル投与後に種々の原因で死亡した150人以上の患者の剖検ではイヌおよびミニブタにみられる特徴的な出血性(特に心房の)病変は認められなかった。乳頭筋および心内膜下壊死の領域が時折みられたが、それらは既知の冠動脈疾患の存在下で起こり、同様ではあるが同一ではない剖検法を用いた別のシリーズでは、ミノキシジルに暴露したことのない患者にもみられた。
ミノタブ(ミノキシジル)の要点 ★
- AGA治療薬としてミノキシジル経口薬(ミノタブ)を承認している国は一つもありません。
- アメリカでは降圧剤としてFDAに認可されてますが、他降圧剤で効果が得られない場合だけという使用は限定的なもの。降圧剤と使用する場合は最後の手段として考えられています。
- 更にFDAは使用する場合は頻脈と心筋の作業負荷軽減のためβ遮断薬と併用。また重度の体液蓄積を防ぐため利尿剤と併用するよう警告しています。
●発毛で使用するミノキシジル量は5mgまでなら大きな問題にはならないと院長は考えています。動悸・めまい・ふらつき・耳鳴りなどは発生する事はあります。 ただし、女性の場合は5mgのミノキシジルはある程度副作用がでます、経験的に。 - 日本皮膚科学会においても危険性が十分検証されていないため服用はしないよう注意喚起しています。(が、実際には使用されています。 今後将来的には変わると思います)
- 厚労省が「未承認薬」のため万が一重篤な副作用を生じたとしても医薬品副作用被害救済制度の救済対象にはならないため何かあっても自己負担です。 と厚労省がサイトに記載を2024年から通達をだしています。
● 基本的に具合が悪い場合(頻度的には動悸、むくみ、ふらつき・めまい、耳鳴り)は一旦ミノキシジルの服薬を中止してミノキシタブレットを処方している医師に問い合わせるべきです。 ・・・が海外からの輸入されている場合は自分で判断となります・・・自己責任となります。
※ 英文の論文によるともしかしたらアメリカではミノキシジル1mgはFDAが認可したかもしれません。詳細を確認はしていませんが・・・