難治性AGA って? と思われる方もいらっしゃるかもです。 言葉の通りで治りずらいAGAの事を自分は難治性AGAと言うことが多いです。 学術的には難治性AGAという単語はないかもしれません。
国領きとうクリニックは・・・
他院ではAGA治療がうまく行かなかった患者さん。
他院ではAGA治療をお断りされた患者さん。
AGA治療をある程度の期間、治療したけど治療を中断された患者さん。
頭皮注射(メソセラピー)をしても発毛が希望通りにならなかった
・・・・・このような方々を難治性AGAという状態としてお話しする場合があります。
簡単に言うと、うまく治療できず、発毛が十分でないAGAの患者様の事になります。
(定義上はAGAは男性の薄毛になりますが、女性の場合も当院は治療いたします。
難治性FAGA/FPHL:female pattern hair loss)
一般的なAGAの治療はミノキシジルの外用、脱毛予防の薬としてフィナステリド・デュタステリドの服薬が基本です。
ミノキシジルの服薬もされても髪の毛がなかなか思うように生えない状態、
さらに頭皮注射(メソセラピー)を施術したにも関わらず発毛が十分でない場合など・・・治療できなかった、治療したけど発毛しなかった。
毛穴が存在している方に関しては今までは、失敗例はありません。ただし時間と費用と手間とかなりの努力が必要になる場合が多いです。 タバコを吸われている のはやめていただく必要があると思います。 お食事も偏りがある場合は変更が必要です。
本人に本当にやる気があって、ある程度余裕がある場合はほとんど何とかなります。
本気の方には本気でお付き合いいたします。
初めに脱毛の状態を把握しないといけません。
診察に来ていただき、頭皮・毛穴の状態を確認させていただきます。
そして治療の方法・治療期間・費用等のおよそのお話をさせていただきます。
難治性AGA・難治性FAGA・難治性FPHLを真剣に治したいと希望される方、
一度診察にいたしてください。 かならず意味ある診察になる事、確信しています。
※ 物理的に発毛が無理な場合は、治療のご相談時に無理だと思います、とお答えします
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
以下、実例を挙げて経過を報告します。
50代男性、若い時に植毛をされています。 その後経過に関しては特に治療をされていないようです。 前頭部の薄毛の部分はそられているようです。
ミノキシジルの外用、服用なしで治療開始しました。
幹細胞上清液(正確にはエクソソームと同じではありませんが、似たような内容)を頭皮注射(メソセラピー)で行いました。
治療前・初めの画像が以下です。

毛穴の所に油?がついています。 脂漏性湿疹と考えられます。
多くはマラセチアという真菌が関係しています。 マラセチアはAGAの原因と考えられる強力な男性ホルモン(DHT:ジヒデロテストステロン)を増やす方向の作用します。 マラセチアを減少させればAGAに関しても改善方向になります。


上清液の頭皮注射(メソセラピー)を行った関係で皮膚の状態はかなり改善しました。 上清液は抗炎症作用、皮下の血流改善等の作用を持ちます。 皮膚の状態はかなり改善してきています。
皮膚の状態が悪い場合は、針の治療を避ける・・・という考えもあります。 しかし、メソセラピーの専門家の研究会でも 脂漏性皮膚炎があった場合はメソセラピーをあえて行う。という方向を提示していました。 (もちろん皮膚の状態・程度によります)
