薄毛の方、薄毛を気にしている方、へのお話です。

日光は髪の毛の育毛・発毛に影響はあるのでしょうか?

これは最近自分が聞いたお話で明らかなデータがでたそうですが、紫外線は発毛・育毛によくないようです。

紫外線Aは皮膚の奥まで到達することが知られています。 この深いところまで到達する紫外線Aは毛包に影響を及ぼすことが医学的なデータとして報告された・・・というお話です。

元データは自分は持っていませんが、ロート製薬の関連の方のお話で論文的に報告されているようです。
論文で受理されている場合にはある程度信頼がおける、と考えるべき内容になります。 

つまり今(記載時は2025年7月末)のような熱い、日差しが強い場合には帽子、日傘は男性でもされた方が良い、という事になります。 
もちろん大き目の帽子も良いですね。 

「むれると薄毛になるのでは?」という心配事がかならず出てきます。 ので、先にお答えを。
時折帽子を脱いで、ある程度の換気に注意すれば気にすることはありません。 可能ならすこし余分な空間のあるものが良いとは思います。

よく言われる「脂が毛穴に詰まって毛が抜ける・・・」というのは事実ではありません。
油が多くて脂漏性湿疹がひどくなってしまうと、これは脱毛に関係するのは確かです。 
ですが、脂が多くて毛穴が詰まって・・・という理論は事実誤認です。
実際には毛穴はすぐに皮膚と一体化して奥までつながっていません。 よくある図は事実とは異なっています。 

ただし、脂が多くて皮膚の状態がよくない、脂漏性湿疹が発生しているような皮膚は皮下の状態(一番は血流の問題です)がよくありません。 毛をつくだす「毛包」の状態がよくないと発毛自体がうまく行きません。
そのために脱毛が起こる事は本当にあります。 女性では統計上ある程度起こります。 髪が長い方は起こりやすいかもしれませんね。 

ここにも出てきた「毛包」を大切に保護するために紫外線カット対策をという事です。

院長・木藤も髪はそこまで気にしてなかったのですが、日に焼ける事が気になって(顔が真っ赤に焼けてしまうのです)日傘をかなり使用しています。 実験的に曇りの日は日傘をなしで通勤してみると夜帰宅して確認するとかなり顔が焼けています。 くもりでもかなりの紫外線を浴びている事を実感します。

将来の髪の毛を大切にするには日光が強い時期はある程度紫外線を防御する必要があります。