ミノキシタブレットを飲まないで(厳密に言うと飲めない)治療された方の治療経過をご報告

ミノキシジルの服薬は少量でも「動悸がする」方がおられます。
この画像の方もそのような方です。 ミノキシジルの少量(2.5mg)を服薬しても動悸がする感じがあり、服用ができませんでした。 そのためミノキシジルの内服なりで幹細胞培養上清液(エクソソーム)を使用して治療開始としました。

治療前にもある程度薄毛があったらしいのですが、その画像はないので比較はできませんが・・・

この患者さんはコロナの感染症を2回ほど経験しいます。
かなり毛が抜けたようです。

画像は治療を始める前になります。

特殊なスコープで拡大すると,こんな感じです。 毛自体は存在するのですが,細い(かなり)という事が分かります。

よく見ると毛穴から「毛」は出ているようですが、かなり細いです。

あと皮膚の状態が若干不調? 赤味のあるところが散在しています。 
本当に問題ない場合はこの赤味はないと思います。

治療開始後2か月後の画像です。

内容的には幹細胞培養上清液のメソセラピーを行いました(局注に近い感じの治療です)
パット見てもまだ変化は肉眼では難しい・・・と思います。
少し、太い毛が増えたようです。

拡大表示すると・・・
分かりにくいですが、生え始めています。 
この位の軟毛は鏡では見えない方が多いと思います。

ぱっとみてある程度は太くなっていますね・・・

この後、実は髪が太くならないな・・・と思っていました。
髪は確かにので、患者様と相談して
PRP(多血小板血漿)に変更してメソセラピーをしてみました。

これが、自分が予想しているよりもかなり劇的に変化がありました。

約6か月後(PRP療法後・1ヶ月)

ぱっと見た感じはかなり太髪が多くなりました。
ご本人もPRPを打った後からはっきりと差がある感じで増えたそうで
「自分でも増えたと思います」と言われていました。

パット見た印象も増えた感じと思います。「毛」が太いですね。

少し拡大します。
軟毛が多いですが、硬毛もある程度あります。良い傾向です。

さらに拡大します。
毛に力がないので地肌から垂直に髪がでていない感じがわかります。

赤→のところは新しい髪と思われます。 二つだけではないのですが,この画像からの判断から新しい髪は確実に生えかかっている状態です。
若干違う部位の発毛したばかりの「毛」が確認できました。

こちらは別の部位です。
こちらははっきりと太目の髪が出てきているようです。

PRPの効果は幹細胞培養上清液を明らかに上回っているようです。

ただ、PRPに関しては個人差があります。
もともと血小板数が少ない場合は濃縮してもあまり濃くならない場合もあります。

初めの採血で血小板数は確認して適応を検討しての判断になります。

● 今後の経過も報告していきます。

ごく最近の画像です。
かなり髪が濃くなってきました。 地肌の透け方が違います。

ちょっと拡大です。

かなり拡大です。 これでも髪がかなり太くなってきた事がわかります。