ミノキシタブレットなしで発毛治療を行った男性の治療経過報告です。
ある程度の効果が出てきましたので、今後は副作用等がない事を確認してミノキシタブレット2.5mgの服用を開始する予定となりました。それまではミノキシジルの内服はもちろん外用剤も使用しておりません。
かなり髪が生えにく方という認識で治療を真剣に行いましたが上清液だけでは不十分でした。
髪は確かに生えていくのですが、上清液だと髪が生えるスピードが遅い事が分かりました(PRPをあとで使用して比較できたため,分かりました)経過を画像で提供します。
2月
かなり重症の薄毛症の方です。かなり前に植毛もされた事があるようです。
植毛後の途中から多くの積極的な治療はされていなかったようです。
いろんな経緯がありミノキシジルの内服はしないで上清液(エクソソーム)、PRPで治療する事になりました。
治療前の画像です。

前頭部の所の髪がかなり少ないのと毛穴はあるけど全く「毛」が生えていないという感じに見えました。
が、理由があって一部の髪をそっておられました。かなり後で全貌がわかりました。
■これはかなりたくさんの難治性の薄毛の方のメソセラピーをしてきたのでよくわかるのですが・・・毛穴が残っていれば髪が生える可能性は相当に高いです(経験的には100%です。ただし木藤の経験数がそこまで多くないからという事はあり得ます。といっても2000人以上のメソセラピーはしています)

このあたりはまだ幹細胞培養上清液で加療中です。
ミノキシジルタブレット(錠剤)は服用していません。

幹細胞培養上清液を使用しています。
髪は生えてはきますが、後日の画像と比較して「細い」という事がわかります。
髪を黒く染められたのである程度分かります。

前頭部の額の境目の部分の発毛が悪いです。
この部位は最後まで発毛が悪いのでおそらく植毛時代の関係もあって皮下の血流がかなり低下しているのだろうと予想されます。


時期がはっきりしない部分があるのですが、このあたりからPRP治療に変更していると思います。
確認をとりました。 2024-6月からPRPに変更していました。

髪が白いのでわかりずらいですが、髪が太くなってきた印象はあります。
上清液でも発毛はあるのですが、細い毛が多い印象です。

髪が太く感じます。

また髪を染められてこられました。
以前よりは髪が生えている部位が下がってきた印象です。

延びてきました。




わかりにくいので青↑ ↓ で囲みました。
この部位の発毛がかなりの回数メソセラピーをしているのに他の部位と比較して極端に発毛が悪いです。
おそらく血流のもんだいなんだろう・・・と予想しています。
植毛部位の近くで両方の植毛部位に挟まれた場所となります。

前回のあとの処置・画像です。
2024年12月
2024-6月からPRPに変更していますので、約半年経過しています。

全体的には良い感じになってきました。

前頭部もパット見る限りはそれなりになってきました。
この方は50代の方で当初はミノキシジルを使用ぜず、幹細胞上清液でメソセラピー。 その後PRPの治療をメインにメソセラピーを行っています。
全体的には大変良い経過と思います。少なくとも頭頂部の前の部分はあまり髪がありませんでした。
それがミノキシジル・タブレットを使用せず、ここまで来ました。
ある程度生えてくることを確認できたので、前回あたりから少量のミノキシジル2.5mgを内服するようにしました。 経過を追っていくと年をとって高齢になるのは当たり前です。 安全を考えミノキシジルは2.5mgを基準にする事にこだわりたいと思っています。 一時的に5mgにする事はやむをえないですが、可能なら減量する方が安全ではあります。

青印はこの部分はまだ毛髪があったところですよ・・・という証拠がありました。

分かりにくいので説明です。 ↑の先には一穴から2つの毛髪が生えてきている事が拡大すると確認できました。 つまりこの部位(青印の↑)のところは毛髪があったところで、産毛があるところではないという事です。
2025-2月
さらに髪は生えてきました。 目標には到達かも・・・PRPの治療も最後になるかも・・・

前髪の部分もかなり生えました。

触った感じも「ふさふさ」になってきました。 生え際は??

肉眼でみえるほどはえてきました。 この部分は両方の植毛をした 間 にあたります。 血流がわるいのでしょう。
もともとの脂漏性湿疹もかなり改善して、施術後に処置をしたところに落ちるフケはほぼなくなりました。


ニコラゾール2%のシャンプーを海外から入手したので自分で試したあとにこの患者様に試してもらう予定にしています。